鎮痛薬で頭痛になる?頭痛に対する鎮痛薬への依存について

頭痛持ちの人って、どのくらいいるの?

これは、すでに全国的な疫学調査の結果がありますので、お示しします。

有病率
  • 片頭痛:基準を完全に満たしている人で6%、疑いも含めると8.4%
    →日本中で、1000万人の人が片頭痛に苦しんでいる計算になります。
  • 筋緊張性頭痛:基準を満たしている人で15.6%、疑いも含めると22.4%
    →いわゆる肩こりからくる頭痛ですね。5人に1人くらいはいる計算になります。
  • 群発性頭痛:これはかなり少なく0.056%~0.4%です。
    →1000人に一人ぐらいの計算になります。

どうでしょうか。「けっこういる」というのが感想ではないですか?
そして、最後の群発性頭痛以外は全ての頭痛で女性が多いです。

ちなみに、片頭痛と筋緊張性頭痛は合併することもあります。私とかそうです。
どっちの頭痛が強いのかなーって自分なりに調べるときにはお風呂に入ります。
お風呂で楽になる→筋緊張性頭痛
お風呂でひどくなる→片頭痛
みたいな見分け方をしています。これで大体的中します。

まずは「頭痛外来」の受診をすすめます!

頭痛は何科が専門なのでしょうか?
 
そう考えた時、わからなくなりませんか?
そういう時は、「頭痛外来」「〇〇市(お住まいの都道府県)」で検索してください。
お近くの頭痛外来が見つかるのではないかと思います。
 
実は、「日本頭痛学会」という学会があるのですが、現在(2020年4月24日)リンク切れとなっています。ただ、今年の学術総会のHPはありますので、ご興味があれば。
 
頭痛外来というのは、主に「脳神経外科」の先生がやっていることが多いように思いますが、神経内科など、いろいろな「脳」に関わる科の先生がやっているので、このように「頭痛外来」という分かりやすいところでないと、飛び込みで行ってもきちんとした診断を受けられないことが多いです。
 
「頭痛外来」は多くないので、なかなか予約が取れないことがあります。1回の受診を有効に使いたいですよね。(待ちが長くても一度専門家に見てもらうことは非常に大事です)
 
その際、自分の頭痛をノートにつけていくことがおすすめです。
生理中なのか、その日に例えば「チョコレートケーキ」を食べたのか、風邪をひいていたのか、天気は晴れていたのか雨だったのか、情報は多ければ多い方が伝わりやすいです。


こういった健康手帳を使うの、おすすめです。
なぜなら、「自分は全く関係がないと思っていたことが頭痛と関係があった」ということがたくさんあるからです。

頭痛薬は、ドラッグストアで売っている

よくあるセリフ

私頭痛持ちなんだけど、痛み止めってドラッグストアですぐ買えるから重宝してる

こういうことを言って、頭痛と付き合っておられる方、いますよね。
 
「月に2-3回飲む程度であれば」その付き合い方でOKです。
 

ちょっと注意した方がいいこと
「今までイブで効いてたんだけど、最近効果がなくなってきたから別の頭痛薬探してる」
「なんか最近頭痛が多くて、2週間頭痛薬がいらなくなったことがないんだよね」

こういう方、要注意!!絶対に頭痛外来に行ってください!!
1ヶ月に15日以上の頭痛薬を使っている場合、それは「乱用」という判断になります。

頭痛薬の乱用がどうしていけないのか?

 
「頭痛薬のせいで頭痛が起きるから」

です。この一言につきます。
頭痛持ちの人は、たくさんいます。職場でも盛り上がれるネタかもしれません。
でも、その頭痛薬が頭痛に悪さをしているかもしれない、って考えたことありますか?
おそらくないんじゃないかと思います。
 
でも、最近話題にはなってきていて、こんな本も出ています。


このくらい、頭痛薬を乱用してしまう人がいるんですよね。こんな本が出てしまうほどに。
この本は6年前の本ですけど、「薬物乱用頭痛」については、まだまだ知られていません。
頭痛薬に頼る前に、「予防する」方法もたくさん進歩しています。
でもだからこそ、頭痛薬に気軽に頼る前に「頭痛外来」です。
 
「たかが頭痛薬」と思うかもしれません。「されど頭痛薬」です。
 

まとめ

まとめ
  • 頭痛は、主に3種類に分かれている(他の病気から起こる頭痛は除く)
  • 月に数回の頭痛薬で対応できて、生活に支障がないうちは許容範囲内
  • 生活に支障のある頭痛、月に半分も頭痛薬を飲む状態であれば「頭痛外来」へGO!!

頭痛薬の乱用で頭痛が起こることが最近話題になっており、書籍の紹介もしました。


本日はこれで以上になります。お役に立てる知識がありますように。

シェアしてくれるとうれしいです!